macOS Ventura 13.1にアップデートしたらACEのインストールを許可できなくなった時の対応

**** 追記(2023/11/19)****
iOS14 Sonoma でも同様にACEがインストールできなくなりましたが、SoundSourceをアップデートしたらACEも更新されてMSRの音声キャプチャーも有効になりました。

どんなトラブルの記事か

  • Movavi Screen Recorder (以下MSR)という画面録画用の有料ソフトウェアを使用している
  • macOSをアップデートしたら画面録画の際の音声入力を取得できなくなった
  • 音声を取得するためのACE(Audio Capture Engine)コンポーネントのインストールもできない

トラブル状況

  • MSRの録画画面のスピーカーアイコンに射線が付いてグレーアウトしている
  • スピーカーアイコンをクリックするとACEを検出する動作に移るが、「aceのインストールを完了できません」というアラートが表示され、環境設定のセキュリティとプライバシーでACEのインストールを許可するよう促される
  • 【ここがバグ】本来は示された場所にACEのインストールを許可するプロンプトが表示されるはずが表示されないため、ACEのインストールができない

結論

  • MSR経由でのACEインストールを諦め、ACEを利用している他のアプリケーションをインストールすることでACEを有効にできた
  • 他のアプリケーションはRogue社のSoundSource(サウンドコントロールアプリ)を使用した
  • ACEのインストール許可については、SoundSourceインストール時のパスワード入力で適用されたっぽい
  • ただ、なぜかセキュリティとプライバシー画面ではMSRを有効にする旨のプロンプトが表示された

コメント

  • 以前からOSのアップデートがあると音声のキャプチャが出来なくなるケースはよくあり、主にアプリケーションソフトのアップデートかサウンドキャプチャ系のコンポーネントを削除・再導入して対処していた
  • 今回はMSRの再インストールでは状況は変わらなかった
  • というか何度かスピーカーアイコンをクリックしてACE検出の流れを繰り返したら何も反応しなくなった
  • MSR起動時にメニューバーからACEのインストールを選択してみたが何も反応しなかった
  • Rouge社のトラブルシューティングを参考にしました
  • 今はもうmacOS 13とかだけで書いた方が分かりやすいのかな

音声まわりがこんなに厳重なセキュリティなのはなんでなんだろう。 単純にシステムから出力デバイスに直結してるだけなのか、1台のPCでアプリケーション毎にスピーカーを分けるとかもなかなかできなくて、PCの音まわりはなんかもうちょっと便利にならないのかなと思うことが多い。