ミドルクラスの気取った店はキノコを木の子と書く。ウーカワイイネー。
よし。
この本の中で出てくる著者のダイエット食。だった気がする。“滋味あふれる”という表現があったような気がして(記憶力が酷い)とても興味があったレシピ。
①鶏がらスープをとり ②大根を6,7割がた煮て ③鶏ときのこ(と白菜)をぶち込む という料理。味付けは塩、コショウ、醤油、酒。最後に加える。
長ネギは臭み取りです。青いとこ入れるのがミソ。あと生姜もひとかけはいってる。
それなりに美味しかったけど、色々とミスをした。
1~2人前をつくる。鶏がら88円ですが、まずこれがいけない。全然ダシが出ない。
肉が不味いスーパーで買ったのが敗因ですね。それが一点。
次に、茹でこぼしをしたこと。臭みを取るために下茹でみたいなことをしてその時のお湯は一度捨ててしまうのですが、その1回めはすぐ濁ったのに、本チャンではなかなかお湯が濁らない。しかも血合いを取るために洗ったし。あれは、ダシ捨てちゃってたかも。あるサイトには面倒なので茹でこぼしは不要とあったけど、その通りにすればよかった。これが二点目。
濁っていない様子。
三点目は、ご覧のとおりゴロっとそのまま放り込んでしまったこと。骨の髄からダシは出る。適度にぶつ切りにすべきだったのでは。
ちなみにどこぞで読んだ記事では、蓋をして煮込むと濁りのあるスープになり、蓋をしなければ済んだスープになるとありました。でも違うんだ、この問題の濁らないっていうのは本当に色が出てこないってことだから。味見してもお湯だし。
でもなんだかんだでそれなりには味は整いました。
1時間半煮込んだらまあスープぽくはなった。こまめに灰汁引きもして雑味もないし。
それと、具として投入する鶏肉ときのこからいい出汁が出ましたね。
で、重大なミス。白菜入れ忘れた。っていうか買ってくるのすら忘れた。
白菜これ大事だよ~。ああ白菜がない、白菜が・・・と思いながら食べてたらだんだん白菜の味がしてきました。いつから貧乏学生みたいな能力手に入れたんだ。
あとは木綿豆腐が入ってます。これまたんまい。
きのこは舞茸としめじです。僕はもともときのこ嫌いだったんですがここ1、2年くらいで食べられるようになりました。でも本にはえのきも書いてあるんですが、えのきは食えないことはないけどいまでも好きではないのでパスしました。
今度またリベンジします。
左側に見えるのは大根の皮のきんぴらです。スープに入れる大根を切るときに皮はむいてしまいますが、これを細切りにしてきんぴらにしました。コリコリポリポリでうまい。写真は食べかけです。
①大根の皮を切る ②フライパンに油をひき唐辛子輪切りを入れる ③大根の皮を投入し炒め、馴染んだところで酒、醤油、砂糖を適量 ④水分が飛んだら完成 というレシピです。
唐辛子は鷹の爪でもある。乾燥したやつのことです。油はごま油使ってみた。香ばしい。ちょっと酒と醤油入れすぎたので気をつけてください。砂糖はあらかじめ醤油で溶いておいてもいいかも。バタバタするから。
そして奥にあるのは鳥取の地酒、大谷酒造の『鷹勇・強力』です。
強力というのは鳥取の酒米の品種のようです。流行りのスッキリほんのり系ではなく、じっくりとしたかたちのある味わいと、それでいてやわらかい口当たりが旨い。これはもう一回飲みたくなる味。
ちょっと旅先で日本酒買うパターンが増えてて。何かおみやげを、と思った時に、その土地ならではの素材を使って、そのへんで売ってなくて、それなりに品質に拘ってるものというとやっぱ酒?みたいな。
でも日本酒って種類ありすぎてわかんないから、ネットで地域ごとのランキング見て、その中で高すぎず安すぎず、純米吟醸あたりを狙って1合瓶を探す。そんな感じで選んでる。酒って、結構出荷数量絞ってたり特定の販売店が枠もってたりするから、駅とか土産屋行けばどこでも買えるってわけじゃないんです。美味しくても。
だから、東京にはほとんど入ってこない銘柄も沢山あるし、時間があったらそういうの調べて買うといいですよ。