2015年8月18日現在の状況です。
Apple Music、3ヶ月の無料期間登録中です。
AWAとかLINEミュージックとか月額制の定額音楽配信サービスと同じ。
ただし、Apple Musicは基本的には現状iPhoneユーザー向けのサービスですね。
そんで、今回もちょっとだけ困ってしまうことがあったので書いておこうと思います。体系的な仕組みの説明というよりは、起きてしまった問題の解決策というアプローチです。
やろうとしたことは、「Apple Musicからマイミュージックに追加した曲」と、「CDからリッピングしたiTunesライブラリのローカルファイル」を混ぜてプレイリストを作るという事です。
用語が多くて状況がわかりづらいですよね・・・
●Apple Musicからマイミュージックに追加した曲
Apple Musicは前述のとおり定額音楽配信サービスで、Appleがクラウド上に保有する楽曲をネット経由(Wi-Fi、4G回線可)で視聴します。この時、気に入った曲やアルバムを自分のiTunes上(マイミュージック)に持ってくることができます(あくまで表示上ですが)。元から自分が持っている曲と、Apple Musicから追加した曲を並べる事ができるのです。
ちなみに、外出先で4G回線使って毎日音楽聞いてると通信量がとんでもないことになりますので、対策としてローカルにデータをダウンロードする機能もあります。データくれるなんてよっ太っ腹!と言う話ではなく、DRMというデジタル著作権管理の制限が付いているので当然外部メディアにコピーしたりすることはできません。家でWi-Fiを使いダウンロードしておけば、外出先で通信せずに音楽が聞けるというサービスです。
●CDからリッピングしたiTunesライブラリのローカルファイル
他と区別するためにこんなややこしい言い回しになってますが、単純にCDからパソコンに入れた音楽ファイルです。もともとのローカルファイルからなるiTunesの曲目を「iTunesライブラリ」といい、それはApple Musicとは違いローカルにデータがありますよ、ということを表現したつもりです。
ここでどんな問題が発生したか。
先にApple Musicの曲のみでプレイリストを作成していたが、後からCDからリッピングした曲を追加しようとした所、
icloud ミュージックライブラリのプレイリストには、お使いの icloud ミュージックライブラリからの曲のみ含めることができます。
という表示が出て、iCloud ミュージックライブラリの使用を停止すれば現在使っているコンピューターのみで再生出来ます。というような選択肢が示されました。
「現在使っているコンピューター」というのが本当にPC1端末のみなのか、使用IDが同じ他端末でも使えるのかは定かではありませんが、iCloud ミュージックライブラリの使用をやめるつもりはなかったので、この方法は使えません。
で、いろいろやってたんですがどうやら誤ってiCloud ミュージックライブラリをオフにしてしまったらしいんです。
すると、先ほど作成したプレイリストからApple Musicから追加した曲が消えていて、CDからリッピングした曲しか表示されていませんでした。
つまり、Apple Musicの曲とCDからリッピングした曲は同じプレイリストに混ぜることはできない???という状況になりました。
ここでまたiCloud ミュージックライブラリについて説明を入れておくと・・・
関連するサービスは2つあります。
iTunes Matchの方が先にサービス提供されていて、年間3980円で自分の手持ちの音楽データを全てiCloudにアップロードして、Appleが保有している音楽ファイルと同一のものはApple保有データを利用、Appleが保有していない音楽ファイルは自分がアップロードしたものがオリジナルとしてiCloudに保管されます。
こうすることで、外出先でも膨大なライブラリからストリーミングで音楽を再生できるし、iPhoneやPCやiPadなど複数のデバイスでライブラリを共有することができるというものです。
Apple Musicでは、同様の機能が「iCloud ミュージックライブラリ」という名称になっており、曲数の上限やアップロードできるファイルの条件についてはほとんど同じなのですが、利用料金も別、DRMが付くのはApple Musicだけ、というような別立てのサービスになっています。
保存先が結局同じiCloudだからややこしいんですよね。一瞬iTunes Matchに登録していないから?とか思ったんですが、そういうことではなさそうです。
その後色々試していると、CDからリッピングした曲には破線のクラウド☁マークが付いているものと、なにも付いていないものがあるようでした。中には同じアルバムの中でも付いているのと付いていないのがある。
確認すると、これはiCloud ミュージックライブラリに未アップロードの曲に破線のクラウドマークが付いているようです。
で、マークが付いていないものをプレイリストに追加すると、追加できる!Apple Musicの曲も表示されたまま、CDからリッピングした曲も混ぜて追加することができました。
なるほど。つまり、件のプレイリストは「iCloud ミュージックライブラリのプレイリスト」であって、iCloud ミュージックライブラリに入っている曲しか加える事はできないわけです。既にアップロード済みの曲は追加できて、未アップロードの曲は追加できない理由がわかりました。
となると、対策はプレイリストに追加したい曲をiCloud ミュージックライブラリにアップロードすること。ですが、曲を選択してアップロードすることはできないので、全てのローカルファイルがアップロードされるのを待つしかありません。
これがまた、時間がかかることかかること。
Apple Music登録時に一度行っているのですが、途中でiTunesを閉じたりPCをシャットダウンしたりでいつのまにかアップロードがストップしていたようです。アップロードの再開は、メニューバーの「ファイル」から「ライブラリ」、「iCloud ミュージックライブラリを更新」でできます。アップロード中はiTunes画面の右上、検索バーの右側にくるくるが表示されます。
僕の場合、5000曲くらいなんですが回線の細さが災いして、たぶん30時間以上かかってます。PCの自動スリープをオフにして2晩放置しました。
ということで、CDからリッピングしたローカルファイルは晴れてiCloud ミュージックライブラリにアップロードされましたので、プレイリストにも問題なく追加することができるようになりました!
ちなみに、iPhoneからは適宜ストリーミングor事前ダウンロードによって、ライブラリ全ての曲目を持ち運ぶことができるようになりました。その反面、今後CDからリッピングした曲をストリーミングせずにiPhoneで聞くには、一旦iCloudアップロードして今度はiPhoneからダウンロードしておかなくてはなりません。PCとケーブルで繋いで一気にローカルファイルを送り込むことはできないわけですね。
一つの方法として、一旦iPhoneのiCloud ミュージックライブラリをオフにして、iTunesからケーブル経由でローカルファイルを送り込んだ後、再びiCloud ミュージックライブラリをオンにして、最初に出る「結合/置き換え」の選択時に「結合」を選ぶ。と言う方法があります。
この「結合」というのは、iPhoneに入っているローカルファイルを生かしたままiCloud ミュージックライブラリを使用するという選択肢です。
ただし問題点として、一度iCloud ミュージックライブラリをオフにすると、その時点でiPhoneにダウンロードしておいたiCloud経由の音楽はローカルファイルが一旦削除されます。なので、Apple Musicからダウンロードした曲はもう一度ダウンロードしなおしになりますね。面倒。
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ここまでやってなお解決していないことがあるので、以下メモです。
ようやくできたごちゃまぜプレイリスト、いつでも聞けるように全曲ダウンロードシておこうと思い、プレイリストごと「オフラインで聞けるようにする」を押したのですが、どーもちゃんとダウンロードしていない感じ。
確認してるとやっぱり4G使用をオフにしてWi-Fiもオフにすると聞けません。いろいろいじったあげく、1曲ずつ「オフラインで聞けるようにする」を押すとほぼダウンロードできました。
しかし!なぜか数曲だけダウンロードできず。一瞬ダウンロード表示されるものの、すぐだんまりになります。不可解すぎる。これはCDからリッピングした曲でしたが、同じタイミングでリッピングした他の曲はダウンロードできてます。謎。
それから、Apple Musicの曲だけを4曲入れたプレイリストは、なんの問題もなくプレイリストごと「オフラインで聞けるようにする」が適用出来ました。
しかし、この場合だと、曲名の右端にダウンロード済みを示すiPhoneマークが付きません。プレイリストのアートワーク部分には付くのですが、曲名の方に付かない意味がわかりません。実質1曲ずつダウンロードしているにもかかわらず、表示がわかれる理由はなんなんでしょう・・・