福岡・湯布院
福岡と湯布院は1月に行ったんだけど、これだ!という写真が撮れなかったのもあって記事にしてなかったけど、気付いたら5月になってた。
福岡空港は博多とか博多天神みたいな中心地に近くていいですね。
比較的コンパクトな門前町があって、本殿までも距離が短くてお参りしやすい。
建物よりも、植物と自然が良いかもしれない。なんといっても梅だと思うけど、立派な樟もあるし、桜、菖蒲、紅葉も楽しめるらしい。1月初旬の旅行はねえ、どこに行っても風景はいまひとつなんですよねー。いっそ雪の地域に行くほうがいいのかなあ。
太宰府天満宮と、近くの竈門(かまど)神社はいろいろとデザインがすごいんですよ。端的に言っておしゃれでかわいい。お守りとか、案内所とか、公式サイトとか。特に竈門神社は縁結びの神様ってことで女性人気もあって、公式サイトはキレッキレのかわいさです。今まで見た寺社仏閣サイトの中でも群を抜いてますね。
なので行こうと思ったんですけど、初詣で周辺の道路が渋滞してまして、バスが全然来ない。歩くと30分はかかるし寒いしよくわかんないので断念しました。
梅ヶ枝餅という名物がありまして、大宰府に祀られる菅原道真の好物だったそうです。大宰府に左遷された道真を見かねた近所の老婆が、梅の枝に餅を刺して軟禁状態の道真に供したという逸話からこの名前になったとのこと。したがって梅の味はしませんが、非常にうまいです。外側がパリっとしてる焼きたてが最高。非常にうまい。
神社入口付近の寺田屋さんのが美味しかったです。
どう思います?この感じ、ちょっと入りづらくないですか?
見学だけして、「屋台からはじめた人気ラーメン店」で食事しました。天神は繁華街でパルコの目の前に屋台があったりして謎。この都会と観光のミックスみたいなのってどこに行っても違和感ありますよね。
新宿にはよく行くけど、じゃあ新宿ゴールデン街で飲み歩くかと言われるとそれはまた別のジャンルというのと同じかな。
湯布院
湯布院ヘは、ゆふいんの森という特急列車で行きました。
そういうツアーだったので、こんな組み合わせですけど、福岡と湯布院ってめっちゃ離れてるから本来セットで行くもんでもないと思いますね。特急列車でワイドビューなサロンからビール飲みながら景色見たりするのが良いんです。車窓大好きなので。
湯布院は、温泉好きからは賛否両論なんですね。基本的には人気観光地なんですが、そのいかにも観光地というのがいけ好かないという人々もいるようです。
たしかに、妙に資本が入りすぎているというか、いろいろと名物になるようなグルメなり土産なりを開発しようという旺盛な意欲は感じられるのですが、めいめいがいろんな方向で乱発してクオリティもバラバラと言う感じで小粒な感はあります。
写真はシャレオツチキン南蛮ですがうまいです。ピンクペッパーがめっさいい香り。チキン南蛮って宮崎名物だしなってのはあるんですけど、もうここはそれぞれのレストランや宿のクオリティ勝負に持ち込むのが正解かもしれませんね。
由布岳と金鱗湖
これといって目立った観光地が無いというのも特徴ですね。ほんとうに温泉宿が主役。目立つのは、湯布院全域から見える由布岳と麓の金鱗湖です。
金鱗湖は朝霧がかかることがあり幻想的だということで、朝食前にひと歩きしてきました。朝焼けのなか、宿から立ち上る湯気と窓から溢れる暖かい光、キンと冷たい空気と静寂がいい雰囲気です。
由布岳です。通りがけに会話したおじさんによると、写真のように冬の朝方は頂上付近は雲がかかっていることがほとんどだそうです。なので、初日の出を見ようと元旦に登る人も多いそうですが、おじさんはここ10年で1回しか拝めてないとのことでした。
由布岳はふかしいもみたいなモコっとした見た目がかわいらしい山だな、と思ったのですが、旅館の女将さんによると昔から仰向けに寝そべった女性に例えられるらしく、左側から長い髪、おでこ、鼻、唇、そして頂上にかけての盛り上がりが2つのおっぱいだそうです。そうですか・・・
金鱗湖はギリ湖ってくらいのこじんまりとしたところです。冷水と温泉両方が湧き出しているから水温が高く、冬場の温度差で朝霧がよく発生するそうです。
この日は、微妙ですね。肉眼だともうちょっと見えましたけど、それでもウーンどうかなー?と言う感じでした。でも確かに、湖の一角からモワモワと霧が出ていて、あのへんで温泉が湧いてるんだろうな、というのはわかりました。
まあ純粋に朝の水辺というのはそれだけで趣はありますね。湖畔の宿から髪ボサボサの寝ぼけ女子旅4人組が赤い浴衣に半纏を引っ掛けて出てきたりして風情がありました。