香港・マカオ旅行

今回の旅行は

  • 男女9人での卒業旅行
  • 3泊4日(但し1日目は深夜着、4日目は早朝出発)
  • 香港とマカオをそれぞれ1日で周る

というものです。なのでいろいろと制約がある中での旅行。僕自身初の海外旅行なので、そういう視点からいろいろと書いてみます。

 

飛行機は行きが5時間、帰りが4時間程度の予定でしたが、それぞれ30分以上早い到着でした。離陸の20分前には搭乗が締め切られ、出入国の手続きがあることから2時間前には空港にいなければならないので、時間の制約は結構あります。他の注意点としては、早朝では現地空港の土産店が開店していない事、香港空港は中心地から車で40分ほど離れている事、など。

 

まずは香港の地理から。ホテルがあるのは大きな繁華街である尖沙咀(チムサーチョイ)。九龍(カオルーン)半島の南端にあり、フェリーターミナルや地下鉄の駅など交通の便もよく、観光の中心地です。

南端の港からは、対岸にある香港島がすぐ近くに見えます。実際にフェリーで5分程度で、地下鉄も通っているため交通の便は良いです。香港島の中環(セントラル)は経済の中心地でブランドショップも数多くあります。その中環から上環(ションワン)にかけても観光地となっており、有名なビクトリアピークはここにあります。“香港100万ドルの夜景”というのはこの香港島をビクトリアピークから見た景色の事ですね。

香港とは別の特別行政地区であるマカオは、尖沙咀の港からフェリーが出ています。ここでは香港を出国してマカオに入国することになるので、パスポートが必要です。出入国手続きもあります。フェリーで丁度1時間、香港島から西南西にあります。

 

旅行の日程を全部さらってもアレなので、地域ごとの感想などを。

 

・尖沙咀

まさに繁華街。大きなSCビルがいくつかあって、ブランド品の扱いも多いです。ただ貧乏学生にはそういうビルはあまり縁がないですねぇ。ニセモノ品のキャッチもたくさんいます。ショップ系で使えるのは、Ckeモールと咀香園餅家、あとi-Square地下にあるスーパーですかね。Ckeモールでは安心して安く化粧品が買えます。咀香園餅家はマカオの土産屋らしいのですが、中国茶とかお菓子とかパンダクッキー等が売っていて、観光客向けの品ぞろえ。スーパーは滞在中の利用に便利だと思います。香港全体としての感想なんですが、日本の観光地のような“土産物センター”っぽいのはあまりないんですね。

ちなみにコンビニはたくさんあります。ほとんどセブンかな。あとマクドナルドもある。お菓子やら飲み物やらは日本の物が多いですね。日本語が分かる香港人には出会いませんでしたが、とりあえずお菓子のパッケージは6割くらい日本のまま。

食事は、お粥と麺の小さめの店が多いですね。意外と9人でも入れたりしましたが。お粥はもうお米のポタージュくらいの緩さでした。現地の人はほとんどワンタン麺を頼んでました。極細ちぢれ麺で、あっさりしたスープです。お店では日本人用メニューを用意しているところが多いです。

北部にあるナッツフォード・テラスは良かったです。と言ってもタクシー運転手には伝わらなかったので、地図を併用して「諾士佛台」と伝えました。ここは外国人が多く集まっていて、香港の物価からすると比較的高めですがテラス席のあるバーが集まっていて、雰囲気が良いです。夜中に行きました。

今回はビクトリアピークに行かなかったので、港付近にある尖沙咀プロムナードから見たんですが、2日間とも霧がかかって完全な景色ではなかったですねー、残念。

 

・旺角(モンコック)

ここも繁華街です。尖沙咀からここにかけて、大きな看板が道路の上にごちゃごちゃと重なる大通りが続き、その間を細かい路地が網の目のように広がる香港らしい景色です。尖沙咀からはタクシーか地下鉄で。女人街(ノイヤンガイ)が有名。スニーカーストリートというのがあったんですが、そんなに安くなかったですねぇ。日本の2割引きくらい?香港の繁華街は夜がメインらしいので、どうしても夜の予定が詰まります。

ここから南に少し下った油麻地(ヤウマテイ)で昼食を取りました。800人収容の倫敦大酒樓という店。団体さんにオススメ。美味しかったのは小籠包と粽。春巻きと叉焼パイは普通かな。餃子はなんか質量感がすごすぎた。1人1000円いかないです。

 

・黄大仙(ウォンタイシン)

尖沙咀から電車で17分、地下鉄出口の目の前にある黄大仙廟。中国らしくてオススメです。本堂前の広場にたくさんある提灯が独特の雰囲気を作っています。

 

f:id:Yoida:20120305121057j:plain

・香港島-中環

ビジネス&ブランド街。スタチュー・スクエアというのがガイドブックに載ってたので行ってみたら全然大したことなかったのでオススメしません!IFCビルにあるアップルストアではWi-Fiが飛んでるので使えますよ。

ミッドレベル・エスカレーター、これは利用して中腹にあるSOHO(ソーホー)に向かいましょう。SOHOはバーが集まっていて、オシャレな街並みです。ここは夜に行きたかった…!次に行くときはここで飲みたい。

・香港島-上環

SOHOから歩くと文武廟があります。関羽ゆかりのお寺です。天井にはグルグル巻きの線香が吊ってあります。建物自体はこぢんまりとして、あっと言わせるというものではないです。すぐそばにキャットストリートがあるのですが、この日はなぜか出店が少ししかなく寂しい感じでした。なんで?更に下ると上環駅。ここから地下鉄かトラムでフェリーターミナルへ戻ります。

前述の通り、ビクトリアピークには行っていません。すごい人出だということと、天気もよろしくなかったので。結果この日は霧がもくもくでしたので正解でした。

 

・マカオ

全体的に香港より寂れている印象が…豪華なものは全てカジノに吸い取られてしまったかのようです。

フェリー乗り場から観光地へは何か乗り物に乗ったほうが良いです。カジノまでの無料シャトルに載りました。ポンテ16というカジノが、珍しくセナド広場近くなのでそこから移動。ここは世界遺産が集中していて、かつ土産物屋などが立ち並ぶ通りが聖ポール天主堂跡まで続いているので、良いです。モンテの砦はそれ自体は大したことはないですが、エスカレーターで上がれるので上から街を一望するのも良いと思います。

お土産に、聖ポール天主堂前の階段下のお店でエッグロールを買いました。アジアのお菓子によくある独特な香りもなく、ほどよい甘さで食感も良かったので。また、同じお店やその周辺にあるエッグタルトの食べ歩きもオススメ。おいしいですよ。

ご飯はポルトガル料理のサルマーで。帰ってから思ったんですが、値段確認してカニのカレーも食べるべきだった気がしてきた。アフリカンチキンは美味しかったです。3000円くらいは使う意気込みで行けばよかった。

カジノといえば、ベネチアンはいつか見たいなと。タイパ島にあり時間がかかるので行けませんでした。

ヤオハンの食料品場でポルトガルワインを買いました。ヤオハンかよ!という感じですが、英語の話せる親切な店員さんがおり、マカオで評価の高いワインを買えたようです。DAO CARDEAL RESERVAと、QUINTA BACALHOAというのを買いました。ワインはPavilions(百利来)というところが有名らしいのですが、閉まっていたので。。。

 

・その他

両替:1香港ドル=10円くらいでした。両替は空港に着いてからで問題ないです。重慶マンションは確かにレートが良かった。シンガポール系の両替所などもあるので見た目より安心です。

物価:ビールが4本セットで25ドル。安い!ペットボトルの水は1本10ドル前後。ワインは日本くらいしますねぇ。ウイスキーに至っては日本より高い!...酒ばっかりですみません。

交通:タクシー初乗り20ドルだったかな。何にしても交通費は安く上がります。特に尖沙咀ではタクシーが回転寿司のようにとめどなく流れているので非常に便利です。それに対しマカオは多少不便でしたね。行先は地図を示すか紙に地名を書くのが確実。英語はあんまり通じないです。「メーター(ちゃんとメーターつけて)」とかくらい。

チップ:払う機会が減ってるっぽいですね。ホテルでは機会がありました。ベッドメイクお願いしますで10ドルなど。噂のチップが必要なトイレには出会いませんでした。レストランではあらかじめ10%のサービス料がとられてます。どちらかというとこちらの都合でお釣りがめんどくさいからあげるよ、というのが多かった。

気候:3月6日、最高26℃でした。蒸し暑い。昼間は半袖でもいけます。僕は長袖シャツ腕まくりでした。そのかわりビールがおいしいですけどね。

治安:怪しい人はいっぱいいます。コンビニには黒人がたむろしており、店内ではチラチラ・・・いや、ガン見されます。夜中に後ろをつけてくる人もいました。スリに注意というのは旅行会社の人にもよく注意されました。ただ現地の人はカバンも普通に背中に背負ってはいますね。観光客が狙われやすいということと、カメラなどに気を取られていることが大きいんだと思います。夜中も街中に女性はいるので、本当に治安が悪い、という所よりは良いのだと思いますが、何にしても注意は必要でしょう。

電源:コンセントのプラグ変換機(BF)は必要ですが、携帯とカメラの充電器だけならほとんど220V対応してるみたいなので変圧器は必要ないかも。

 

ざっとこんなところです。まーまだ香港・マカオを知ったという感じではないですが、なかなか楽しめました。次回行くとしたら、もうすこしグルメ面を綿密に計画したいですね。今回は人数と時間の関係で妥協もあっての店選びだったので。

 

f:id:Yoida:20120305175756j:plain

次こそSOHOへ。