FLCLとカメラの話
フリクリを全話通して見た。初見。
18年前のアニメなんですけど、その時はまだ小学生で全く知る由も無いという感じであったわけですが、高校生の時にthe pillowsを好きになってアルバム全部くまなく耳に叩き込んだ後にこのアニメの存在を知りました。
当時はあんまりアニメ見てなかったし大学に入ったらまた違う音楽を聞くようになってピロウズはしばらく離れていて、しばらくというか今もごくたまに懐かしく聞く程度になってしまったんだけど、だからフリクリの存在は知りつつもずーっと見ていなかったのです。
そして時は平成30年。おじさんになりかけの僕は失われた青春の痕跡を求め、Fire TV Stickを買ってプライムビデオやらNetflixやらで映画やアニメ三昧という底なしの沼を日々さまよっているのであった・・・そんなある日、
そうだ!ピロウズだ!ピロウズの音楽でできたアニメがあった!!
あそこには何かがあるかもしれない!
手に入るはずのない光に目が眩み、居ても立ってもいられなくなったのだ。
・・・ってわけじゃ無いんですけどね。前々からいつかは見なければと思っていて、なんと今年フリクリ新作映画をやるってんだからそいつはいけねえ、早いとこみちまわねえとな!ってなもんでGWを有効活用させて貰った次第でやんす。
残念ながらプライムビデオにもNetflixにもなくて、ビデオマーケットって動画配信サービスじゃないと見られないらしい。登録は初月無料らしいがポイント制で全6話で1036ポイント=円。入会時に540ポイントが付与されているので540円で全話見られるようです。
ほいで見たのですが、いや〜〜〜〜これは中学生あたりで見ていたらそれはもうこじらせていた自信があります!
なぜって、趣味が合いすぎなんですもん。
まず今日パンの耳ラスクをおやつに買ってきてから見始めたんですよ。そしたら主人公の家はパン屋だし、2話でパンの耳が出てくる。おいおい。もしかしてシンクロしちゃう系?
とか思ってたらマミ美が持ってるカメラはオリンパス。OM-2が出てきて、あーおれのOM-Dの祖先にあたるモデルの・・・と思ってたらなんとOLYMPUS XAまで出てくる始末。
鶴巻和哉監督 FLCL 3話 Production I.G・ガイナックス制作
これ、去年中古で買ったフィルムカメラなんですよ。2000年当時ですらレトロでしょう。1979年発売。劇中のモデルはXA2のアンバーホワイトってやつで、1980年以降に発売されたようです。
これがこうたカメラや(どや)
まあ音楽が全編the pillowsって時点でそりゃ趣味合いますわなって感じですけど、こうも一致してくるものなのかと。大人ぶって缶コーヒーを飲み始め、演劇や合唱の練習をサボっていたしょーもない小学生のおいどんをこうもなぞってくるストーリーだとは。およよ・・・なんか自分のテンプレさ加減を改めて思い知らせてくれた作品でしたね。
ちなみにカメラの方ですが、ヤフオクなどで比較的手頃な価格で入手できます。ただし、古いものなのでレンズにカビが生えていたり生えていたことがあったりで綺麗なものを入手できるかは運といった感じらしいです。僕は一発目で品質良好なものをゲットできたのでよかったです。ミラーレス一眼も持っているので、一緒にドライケースに入れて保管してます。自分でカビ生やしちゃわないようにしないとね。