ベネチア

ヴェネツィアヴェネチアベネツィアベネチアヴェニス、ベニス…

ヴェとツィは脳内で発音しにくいのでベネチアにします。

 

空港からは水上バスで移動しました。本島まで1時間くらい。

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船のガソリンスタンド。

初日の夕食はリモンチェッロに伝票を挟んでくる粋な店。

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レモンピールの甘いリキュール。約30度。

飛行機でネックピロー担ぎ続けたのが原因じゃないかと思うんだけど、ハチャメチャに痛かった肩がこれを1杯半グイっとあおって寝たら治りました。ラッキー。

ベネチアはかなり治安がいいと感じました。怪しい人ほとんどいない。

こんな暗い道もへいちゃら。

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ベネチアっぽい写真なんか照れるので焦らします。

翌日は足を延ばしてブラーノ島へ。これまた水上バスで本島から1時間。

レース編み産業の島で、家々がカラフルなことでも有名。

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1軒1軒が絵になるんだこれが。玄関と窓のようわからん布もおしゃれ。

センスがない人はどうやって生きていくんだろう。幼少時から叩き込まれるのだろうか。同調圧力つらくないだろうか(すごすぎて邪推)。

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ブラーノ島では比較的地味な方の風景。

 

お次はムラーノ島へ。

ブラーノ島から30分くらいですかね。本島との中間地点。大きい島です。

ベネチアングラスで有名な島ですが、本島より観光客少なくてのんびりできてよかった。お昼ここで食べてもよかったですね。おいしそうなトラットリアも見かけた。

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かなり暑かったのでジェラートでひとやすみ。レモン。リモーネ。

ガラス買うつもりなかったんだけど、裏通りから攻めたところYalos Murano Glassという気の利いたお店があったのでショットグラスを買いました。

伝統工芸品感のある店か高級なオブジェを売る店が多い中、ここはカジュアルでスタイリッシュな感じでよかったです。でもガラスの透明度は低かったかな。そういう趣向?

 

しかしジャパニメーションはすごいですね。世界の子供たちをグッと掴んでおります。

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PIKACHU

ピカチュウは少女に人気。写真の子の他にもぬいぐるみ抱いてる子を見かけた。

この子の弟はスマホポケモンGOに夢中。この子のお姉ちゃんのスマホ壁紙はアイマス。アニメだけならまだしもアイドル文化まで理解するYOUは間違いなくFUJOSHI

ちなみにこの家族は船で見かけたんだけど、到着間際に現れたお父さんはティアドロップ型サングラスをかけたブルース・ウィリスばりのワイルド親父だったので衝撃でしたね。何人たりとも二次元は止められない。

まあドバイ空港でワンパンマンを見かけた時点でもうジャパニメーションの世界征服は完了したんだなって感じでしたけどね。

 

さて本島。

人生で一番うまいピザでした。耳が・・・はわわわわわわわわわ

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Ai Garzoti って店ですけどもね。駅に近い方なので地元客が多い。目の前の橋にはこの店のワイングラス片手に席が空くのを待つ人たち。

チーズのコクがまた、日本でいうコクとも違ってダシじゃないんだよね。味の要素に分解できないまとまり感、まろやかさ。たまらんね。

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オレンジ色のきれいなカクテルが大流行してます。アペロールというオレンジリキュールを使ったスプリッツ(白ワイン+炭酸)だそうです。カンパリほどじゃないけど、爽やかなハーブ感があってもう夏にぴったりすぎ。ビール、スプリッツ、ワインの選択肢で毎食悩みます。

 

ベネチアが観光地としてものすごく徹底しているのが景観。どこまで行ってもレンガ塀のあの風景なんだね。これはすごく大変なことで、お店の商品の搬入も全部運河から運んできて手で荷下ろしして、橋の階段を乗り越えてこなしてる。

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例えば重機も陸上に設置することはなくて、いわば重機船と呼べる船が活躍する。

 

もひとつおすすめのトラットリアが Cantina Do Spade です。

こちらはリアルト橋からまっすぐ北西、つきあたりを左に曲がって2つ目の角を右に曲がるとあります。店内に飾ってある絵がヘタウマでよい。

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ビビッと来たのはこのボンゴレ。2.0mmくらいありそうなスパゲティーニ。

見るからに家庭的な雰囲気の店で、内装はちょっと吉祥寺っぽい。比べるなって?でも僕の心のふるさとなので。通いたい店ですね。通えないけど。

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イカしたあんちゃん

ところでイタリアといえばファッション。という人もいる。

日本人は基本的に普段着がおしゃれだという話だけど、靴は残念みたいに書かれてたりする。気がする。ということでイタリア人の靴をウォッチしまくってたんだけど、別にそんな大差があるわけじゃないというのが感想。
まあベネチアだから観光客ばっかりで、ヒールなんか歩きづら過ぎるから少ないけど。でも見かけるのは9割くらいスニーカーだし、地元民っぽい人はみんなサンダルだ。

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あーやっと来たベネチア風景。路地だけど。

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エビやイカの料理が多い。イカスミパスタもう1食くらい食べたかったな。

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こういうアメリカでいうデリみたいな店も多い。1日5食食えたらなあ。

 

ベネチアで2番目に有名な橋がアカデミア橋だそうです。

7月のイタリアは日没が20時台で、21時頃までは明るいのです。

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この景色、実は小学生か中学生の頃、通ってたアトリエで描いたことがある・・・

そのままブラブラと南に歩いていくと、素晴らしい景色が待っていました。

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対岸の水際すれすれ一直線に並ぶ建物ひとつひとつに灯る明かり。

Fodamenta Zattere al Ponte Longo という通りです。

どうなんでしょう、有名なのかどうかわかりませんが、何とも言えない郷愁を誘う雰囲気です。有体に言って絶好のイチャコラスポットです。カップルで訪れたらこのあと滅茶苦茶捗ると思います。この辺に泊まったらいいんじゃないだろうか。何を言っているのか。

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もう完全に映画だよ・・・

 

さて、旅の締めくくりはサンマルコ広場の鐘楼から。

ここ最後に行くのオススメします。この街を旅したんだなあと感慨もひとしお。

昼間は並んでるけど、朝はほとんど並びません。

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ドゥカーレ宮殿とかも行ったんだけど、なんちゅーか建物や史跡よりも、ただ街を歩いて景色を眺めて飯を食って酒を飲むのがなにより楽しかった。旅して滞在している感じがとにかく心地いい。

 

最後に大切なことを書き記したいと思います。この旅を通じて本当に心の底から実感したことです。

それは金が欲しいなあ~~~ということです。

そして時間も欲しいなあ~~~とも思いました。おわり。