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【よんどめだ京都旅行】青もみじ

3日目は、秋は紅葉の名所になる場所。初夏のこの時期は青もみじ狩だね!

水路閣

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あれ?赤いぞ。

こちら南禅寺境内の水路閣。明治21年竣工。これを設計した田邊朔朗さんは当時若干23歳!天才というやつです。

琵琶湖から京都に山を超え谷を超え水を運ぶという大事業琵琶湖疏水の一部です。東京遷都で落ち込む京都を盛り上げようと計画され、実際に水運・水力発電・農業用水・工業用水と遺憾なく効果を発揮し、現在も上水道用水として利用され続けている。

この計画の発案・推進には八重の桜でおなじみ山本覚馬も関わっているとか。

めちゃくちゃいいね。何がいいって実用の為の公共事業でこれだけモダンで美術的な建築ができるというのが良い。明治の良い所ってここだよね。橋の欄干から街灯までデザインが行き届いている。現代の市民ときたら口を開けば「俺の税金がブツブツブツ」とつまらん事しか言わない。おれの税金があんな安っぽい橋や街灯になる方が最悪だよ・・・最大公約数はクソ!ナッシュ均衡もクソ!

100年経ちなお味わいを増す公共事業、いいじゃないですか。まあ当時も景観を壊すとかで非難轟々だったらしいけどね笑

 

毘沙門堂

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そうだ京都、いこう。の広告で真っ赤な紅葉の写真が使われた場所です。

 ここは建物内部の絵を楽しむのが良いですね。春の特別公開で説明員の人がいてよりわかりやすかった。キーポイントは絵を見る角度。

天井絵の龍は部屋の四隅に立つと龍の頭の向きがまるごと変わる。角度によって鼻先の長さが違って見えることで、下を見下ろしたり、空を見たり、前方を向いたりする。八方睨みの龍というやつですね。

お次は狩野益信の襖絵。「九老之間襖絵」では机に書を広げる老人が描かれていて、この机が見事な効果を出す。右側から見ると手前の方向に向いて机が置かれているように見える。つまり自分と老人が相対するように見える。一方で左端から見ると、机の前に座るもう一人の老人と相対するようになる。1枚で2コマ分のアングルが楽しめるわけです。

宸殿奥には円山応挙の鯉の絵がある。こちらも見る人が動くことで鯉がついてくるように見えるという絵なんだけど、それよりもこれが木の板に描かれていて、木目が滝や水の流れに見えること、木目が密になっている間を通り抜けているように見える鯉の描き方なんかはまさに粋だなあと唸りますね。

 

東福寺

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もみじの海に浮かぶ通天橋。

現存最大級の三門(国宝)に巨大本堂、東西南北に庭を配した方丈庭園、渓谷と紅葉と木造橋という見事な境内。これは素晴らしいですね。

方丈庭園はひとつひとつがテーマを共通しながらアプローチがまるで違って面白い。南庭のダイナミズムは背後に見える唐門、三門、本堂の大屋根のイメージを拾ってより奥行きと壮麗さが出ていて、東庭は全く逆の静けさと研ぎ澄まされた神秘性。北庭の苔と敷石の市松模様はモダンと自然が調和していて、西庭は背景の渓谷に合わせて立体感を出して華やかになっている(サツキの花が咲くとより鮮やかに)。

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光明院

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東福寺の周囲には塔頭(たっちゅう)と言って、開祖や高僧の死後に弟子が建てた小さな寺院がたくさんあります。

霊雲院、芬陀院と見て、最後にこの光明院に立ち寄りました。

玄関から見える一輪の花。拝観料が志納であったり、案内の人がいなかったりとどことなくストイックさを感じます。

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この庭が良かった・・・

先ほどの方丈庭園と同じ、重森三玲の作です。

縁側がジグザグと続いていて、ここはもうただ静かに座って庭を楽しむのみ。

ふわりと天へ昇るような斜面のサツキとツツジ。白砂とウマスギゴケのゆったりした空間に絶妙に配された庭石。この石が見る場所によって表情を変えてすごい。

帰ってからもこの空気を思い出すと、少しだけ生活に安らぎを取り戻せるような特別な空間でした。お土産になる旅の記憶です。

 

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京都はさすがですね、非常に濃密な文化体験ができる。

そこにすごい落差なんですけど、京都駅にあるパン屋SHIZUYAのカルネとたまごサンドを買いました。シンプルにも程があるシンプルさなんですが、うまい。

カルネは少し粘りのある丸いブールのようなフランスパンにマーガリンを塗ってハムとスライスオニオンを挟んだだけのパン。でもこれがうまい・・・いや、口に入れた瞬間ウマーイ!っていうやつじゃなくて、何かしながら食べるんだけども気付いたらペロっと食っちゃってあれ?ってタイプのうまさ。

それからたまごサンドは関西風のオムレツを挟んだタイプ。申し訳程度のキュウリとマヨネーズ。これはオムレツにバターがしっかり入っててうまァいんだな。

 

3日目は特にシブめだったな。は~、満喫した。