すみだ水族館

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建物・内装のトレンドは、モダンからスマートへ。

時代は変わるし文化はジャンルを超えて波及するのね。

 

生き物の解説文もこれまでの水族館と違って、よりお客さんに寄り添った、少しななめから見ると、よりコマーシャリズムに則った書き方。それはともかく面白い試みに好感。

 

目玉の一つであろう、大水槽(中だけど)、なかなかいいです。

岩場の奥ゆきがよく表現されていて、それを観察する窓もそれぞれ意味が考えられた配置・設計になっていてじっくり観察するのにもってこいです。水族館の規模からして、ゆっくりと観察する(させる)ことを意識した作り。

 

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そして、酒が飲めます。

写真はナントカっていうカクテル。も少し鮮やかな青色。

年パス買って、会社帰りにビール1杯飲みながら、なんてのもできちゃいますね。

 

御多分に洩れず、すみだ水族館でもフード&ドリンクはぼったくり価格で提供されますが、いかにもぼったくり、パーキングエリアライクなホットスナックなどを売る従来の水族館とは異なり、パッケージにお金がかかってる。

ぼりテクもやっと映画館に追いついたか、といいたい所ですが、写真のフィッシュアンドチップス的なメニューは微妙なサイズのカジキのフリット一切れとふつうのポテチのセットとなっており大人の理解力が試される場面。

 

その他としては、メイン展示となるペンギンについてはそこまで感動的ではない気がするな。いい写真が撮りづらかったからかな。自分のせいかな。

あと、こぢんまりと開催されていた「毒ガエルをみつけよう!」という展示は意外にも難易度が高く、個人的に楽しかった展示のひとつです。

 

ちょっといやらしくレビューしたものの、いい水族館だと思います。どう考えても入場料2000円は高いのでコスパは非常に悪いですが、いい水族館だと思います。1万円相当のコース料理を1万5千円で出されている感覚といいましょうか、モノは良いんです。いい水族館だと思います。