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大河4 平清盛から八重の桜へ

大河の最終回はだいたいつまらんもんだと思ってはいる。

ラストがいい映画って本当にいいなって思うんだけど、ドラマってなかなかそういうのはない感じがするな。

これはたぶん、映画よりドラマの方が圧倒的に長いから最後の着地が難しくなってくるんだと思うんだけど、そこを上手く仕上げたドラマがあったら見てみたいな。

 

で、観ました清盛最終回。

いやいや、八重の桜がはじまる日に3回ぶんまとめて観ましたよ。なんか走馬灯のようにこれまでの軌跡が駆け巡るみたいな感じでしたね。あと清盛死んでから壇ノ浦まで微妙な間が空くからこの処理もちょっとめんどくさそうだった。

頼朝の口が開いたところで暗転、「平清盛」という台詞と共に黒バックで「平清盛」という題字をドンと出したりしたらかっこいいかなというの考えてたんだけど、なんかジャンプマンガみたいな終わり方だったね。まあ前述のとおり最終回はそんなに期待してないからいいでしょう。

勢いとしては、初回の頃の忠盛と白河院が抜群だったな。あとは鳥羽上皇と藤原摂関家が第一期の面白いところだった。このころは西行と信西はダメだね。

第二期は、打って変わって信西が良い。ただ全体的に小物感があってあんまりよくなかったかな。なんか鬼?の回とかダメだよね。滋子もだめだし。

第三期は、作ってる側がよく耐えたなと。清盛完全に自分を見失ってるし。でもここで俳優が頑張ったのか、内容とともに貫録が出てきて渾身の回がいくつかあった。

作品全体としては、余計なチャチャが入ってOPに解説ついたりテロップ出たりはしたものの思想そのものは変わらずやってこれたようでなによりです。平安の時代をあれだけのセットで実現したのも今回が初だと思うので、そのあたりも非常によかったですね。リアリティの追及度合もいい塩梅でした。歌の表現の仕方もちょうどよかった。結構満足しました。

 

八重の桜

もうはじまった。

南北戦争から始まったのはちょっと、ワクワクしてしまったよ。

しかし高画質ですね。あのカメラは見たことない感じがした。どちらかというと、料理がおいしそう系映画に使われそうなカメラだね。清盛への意見に答えて画面が鮮やかで明るい反面、ちょっとセットの軽さまで映しちゃってるきらいがある。

調べてみたら、やっぱり新しいカメラだそうで、ソニーのF35というものらしい。

撮影手法としても、人物を追うようにカット割りなしで視点変えたり、基本的に固定じゃなくて手持ちで撮影してるっぽいな。ちょっとホームビデオ的にも見える。

焦点も同じカットの中で移動させたり、わざとぼかしたりしてなんか面白いことやってんなと思った。

他に良かったのは、衣装いいですね。天地人とか江みたいなのじゃなくてよかった。龍馬伝平清盛路線を踏襲しつつ品のいい明るさを取り入れてて素敵です。小道具もいい感じかなと思います。

 

しかし、ひとつ苦言を呈したいことがありましてね。

CG。あれどうなのかな。

まあ城とか日新館は仕方ないとしても、どうでもいい背景にCG使うのはやめた方がいいんじゃないかなあ。特に、どっかの大広間を歩いてる場面、パースが合ってないし同じテクスチャ並べてるだけに見えるし、あれなら脚本とか演出でそんな背景いらないシーンにしてしまえば済むように見えたけどなあ。

実際、平清盛ではCG使いたくなさなのかできるだけセット節約してる感あったよね。

今回のカメラの(良くも悪くも)”ホンモノ”感が出てしまう状況と合わせて考えても、あのCG多用はよろしくないんじゃないかなと思う。CGが嫌いなんじゃなくて、使い方が雑に見えた。新しいCG技術を駆使してるとは思うんだけどね、でもほんと、最新技術使ってみちゃいましたっぽい画だったな。

 

・・・なので、できればあのカメラを生かすためにも草木や風景、銃のディティールなんかを上手く表現していってもらえればなあと思います。…と言いつつ、清盛のよかったのは素人の声に言いなりにならなかったことなので、ブレずにやってもらうのが一番だと思ってるけど。