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映画強化月間

ここ2週間くらいでたくさん映画を見た。い~い気持ちですね。

よくわかんないけど、最近フランスかぶれっぽい。一番かぶれたらあかんやつやん。まあなんでも面白ければいいけどね。

 

崖の上のポニョ

ポニョ好きなんですよ。結構前の金曜ロードショー録画したやつ。ラーメンのところと、朝起きたら水浸しのところと、トンネルのところが好きです。全体的に怖いのがいいですね。深読みすればバックにはかなり哲学的なテーマが構築されているようですが、楽しみ方としては抽象的な方が良いように感じています(理由の半分は深読みできないだけ・でもそう作ってあるから大丈夫)。漠然とした不安感とぬるりとした水の表現が最高にぬるり。

宮崎駿はちゃんと映画監督なのが良いですよね。無言で歩くシーンとか、ある登場人物に話しかけるためにそこまで近づく動作が含まれてるのがいい。アニメって立ち絵に声当てるだけでできちゃうけど、そうじゃなくてちゃんと映画してるのが好きだな。

 

バグダッド・カフェ完全版

JALの機内誌で紹介されてたのは偶然見ただけでまさか関係しないと思うけど、近所のTSUTAYAでここ数週間ずっと貸出中だった。こんなハッピーエンドだったとは。やはり何をおいてもコーリング・ユーにのせて、という感想になってしまうなあ。お掃除の場面は気持ちが良いですね!

 

オーケストラ!

練習もせずにあんなことになってしまうのは釈然としないけど、みんな天才だからな。ラストまでロクに演奏聴けないおあずけ感からのあの盛り上がりは興奮しちゃう。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、こんなんだっけ??って思う程アグレッシブですよ。ロシアとフランスという取り合わせがまたオツです。登場人物では敬虔なキリスト教徒風愛国者風お金好きのおじいちゃんが好きですね。

 

ミッドナイト・イン・パリ

公開日(Bunkamura)に見に行ってしまった。

魅力的なパリ。パリ。パリ。結論から言うとそんなでもない??かな?って感じ。批評家からの支持がすごかったから期待したんだけど、主演がそんなに好きじゃなかったんだよね~。

この作品のアイデアである、過去の小説家や芸術家たちはとってもステキです。格好いいヘミングウェイ、少しだけしか出てないけどクスリとくるキャラクターのダリ、ピカソを批評するガートルード・スタインの描写が特に気に入った。作中ではスノッブをからかったり、懐古主義への反省みたいな描写があるんだけど、実際ウディ・アレンは’20~’40年代が大好きだって言うし、“知ってる人”向けのコメディである今作であえてそういうセリフを入れるのは照れみたいなものなのかもしれないけど、そのあたりの素直さ(悪く言えば冷めたぶっちゃけ感)は現代的だなって思った。

…うーん…あれ?…なんだかんだいって後々何度もみちゃうかもな。

 

私を離さないで

まず小説を読んだのが去年の5月末で、深夜。夜明け前に寝て、昼ごろには吉祥寺で映画観たんですよ。すごく雨が強い日で、気温も寒くもなく暑くもなくっていうのがなんだか鮮明に記憶に残る、だけどぼんやりした日っていうのが印象的。

その時は、小説にえらく感動して映画はイマイチに感じちゃったんですよね。やっぱり尺があるからいろいろ端折るじゃないですか。しかもミスって最初の5分を見てないという。

ただ、映画の雰囲気とか色遣いは本当にきれいだったから、また観なければ。と決意したのが一年前。ブルーレイを選んだのは正解だった。(くどいけど)本当にきれい。設定が真綿で首を絞めるような世界観なんだけど、映画もまたそんな雰囲気なんです。ちょっとずつ心が苦しくなる、でも景色はずっと綺麗。これはもう買いたい。買います。

 

ル・アーヴルの靴磨き

アキ・カウリスマキ監督。ニクいね、どうも。テンポを急がなかったのが良いところ。こんな魔法みたいなお話はディズニーよろしく奇跡の連続、ぽんぽんぽんと話が進む事が多いけど、あくまで素朴。それから本筋とは関係ないけど、いろいろ勉強になったな。お金のしまい方とか靴の扱いとか、モノの扱い方っていうのはなかなか教えてもらえないからね。変に改まったのも嫌だから、雑と丁寧のバランスを身に付けたいわけです。とりあえず映画を見終わって、今度は丈夫な服を買おうと思った。