大河評2

大河、平清盛の評価について女性目線の有益な情報が入りました!

  • 平安時代を舞台とした作品では、源氏派が大きな壁となる
  • 松山ケンイチの顔が汚い

ひとつめは、なるほど。平成の世に於いても源氏はヒーロー、平家は悪役なんですね。より平安時代の作品に興味がある層に限って源氏派というのは厳しいところです。

次、これは・・・個人的な好き嫌いじゃないですかね(笑)要は、主役然としていない顔というか、整った顔立ちではないということらしいです。ちなみに例の知事による画面が汚い発言とは何ら関係がありませんよ。広告効果ばかり考えている人とか表現の問題にケチをつけている層はおそらく素直なファンではないと思うし、穿った見方をする人は常にいるので、ドラマの人気の大勢には影響はないでしょう。

「兎丸のエセ関西弁に違和感」という記事をネット上で見ましたが、これは一理あるなと思います。ですけど、それを言うと大河はだいぶ突っ込みどころが多くなってしまうので、ギリギリありとしてもいいんじゃない?という僕の見方もいいと思うんですけどね。

 

僕が平清盛を評価しているのは、まず映像ですね。衣装からメイク、ライティング、色使いなど画として綺麗です。多少パターンが読めてしまうきらいもありますが、限られた予算の中でセットから構図までうまくやりくりしていると思います。

それから脚本と演技。宮中の立腐れといった様相が、テレビドラマ的な単純化を経ても重みをもって表現されているし、藤原家のやややり過ぎ感のあるドス黒い雰囲気は大河らしい面白さだと思う。でも確かに、主役の清盛は一本調子かなぁ。これは大河では主役は悪い事をしないという本来ありえない制約があるので、仕方ない部分でもあるんですけどね、今まで見た大河は全部そうだったし。

あとはオープニングがいいですね。特に曲が。震災後ということで静かなイントロから始めることにした、というのは実に上手くいっているなと思います。なんでも震災と関連付けしてしまうのもどうかとは思っているんですが、これはその事に挫けず良い効果に変えた好例じゃないでしょうか。